サイカチの古木伐採へ

この投稿に関連するトピック:巨樹・巨木

◆三浦市天然記念物

 三浦市の天然記念物で、同市三戸(みと)の旧家が所有する樹齢三百年余りのサイカチの古木が、今春にも伐採されることがほぼ確実になった。老齢化が進む中、住宅と隣接しているため倒木による被害の発生が心配されているからだ。早急に伐採を望む所有者からの天然記念物指定解除の要望を受け、市教委では二〇〇三年度中に手続きを完了する方向で準備を進めている。
 「長谷川家のサイカチ」と呼ばれる古木は、歴史ある三戸の集落の入り口付近にあり、元横須賀市職員の長谷川治男さん(81)が所有する。長谷川さん方は代々農業を営んできた旧家で、サイカチは三百年余り前に先祖が東北地方に馬を買いに出掛けたとき、苗木を持ち帰り植えたとされる。
 幹回りは最大四メートルほどで、かつては高さが十三メートル余りあった。樹上付近で幹が二またに分かれ、広がった枝が地面近くまで垂れ下がる姿は見事だったという。一九六七年に市の天然記念物となり、かながわトラストみどり財団三浦半島地区推進協議会の「かまくらと三浦半島の名木・古木50選」に選ばれている。
 長谷川さんによると、老齢化で内部に空洞ができ、もろくなっていたため、およそ十年前の台風で太い幹の一本が元から折れてしまった。バランスを失い倒木の危険があるため、もう一本の幹も切断せざるを得なかった。今でも枯れてはいないものの木の姿にかつての面影はない。
 幹の切断後は空洞が広がり、木はさらにもろくなっている。近くには狭い道をはさんで住宅が立っており、強風などで倒れれば住宅が損傷する恐れがある。長谷川さんは「先祖から大事にしてきた木を切ってしまうのは忍びないが、防災上、ご近所に迷惑を掛けられない」と決断した。
 伐採には天然記念物指定の解除が必要なことから市教委に要望している。市教委では事情を理解しており、近く市文化財保護委員会に諮って解除手続きを進める。ただ、歴史的な見地から切り株はそのまま残したい意向で、長谷川さんも理解を示している。
 サイカチはマメ科の落葉樹で東北地方に多く自生する。長谷川さんは「東北には何度か行ったけど、こんな太い木は見たことがない。温暖な三浦で祖先が大切に育ててきたんだろう」と、感慨深げに話している。

投稿者: @sushi | 投稿日時: 2004年01月25日 11:51 | 他サイトからのリンク
この投稿へのコメント

Whant casino at home? Go to online casino games at http://online-casino-games-000.net!!!

投稿者: casino games | 投稿日時: 2004年11月25日 18:50
コメント入力









次回、再入力の手間を省くためにこれらの情報を記憶させますか?