「クリーンエネルギー“民”の力で」/出資金支援へ寄付募集

松基園長の後ろにそびえる太陽光発電パネル
鹿児島市の市民団体、かごしま市民環境会議は、市民の出資でつくる環境に優しい自然エネルギー発電施設「市民共同発電所」を普及させるため、同市緑ケ丘町のふじケ丘保育園に第1号の太陽光発電所を設けた。1月17日午前10時に発電を始める。
市民共同発電所は、脱原発と自然環境を次世代に残す目的で、ヨーロッパを中心に市民が太陽光や風力による発電施設の建設を積極的に進めている。日本では東京や大分などで、幼稚園や第3セクターの温泉施設といった公共性の高い建物に取り入れられている。
同保育園の発電装置は縦約90センチ、横約130センチの太陽光発電パネルを60枚使用し、縦約7メートル、横約10メートル。最大で一般家庭3世帯分に当たる約9.5キロワットの電気をおこす。園内設備用に使うことにしており、試算では年間で消費電力の20−30%、電気代になおすと最大約20万円を節約できるという。
同会議が取り組みを始めたのは今年4月。自然の恩恵を子どもの目に見える形で伝えようと協力を呼びかけたところ、同保育園が名乗りを上げた。「環境に優しいし、電気代も節約できる。教育と経営の立場から見て、こんなにいいことはない」と、松基(あべまつ・もとい)園長(47)。
総工費は約820万円で、600万円は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などが補助。残りは保育園が負担した。同会議は保育園の出資分のうち100万円を会員や趣旨に賛同する市民から集め、保育園に寄付することにしている。
市民から募る金額は1口3000円、5000円、1万円の3つで、何口でも出資できる。出資した市民には無農薬野菜や飲食店の食事券、ホテルの温泉入浴券などをセットにした地域通貨「おひさまクーポン」を発行する。
同会議は学校や公民館など公共施設への設置を目標に協力を呼びかけることにしている。村山雅子代表(53)は「自然を次代に残すため、市民でも発電ができる。これから同様の発電所を1つでも多く設けられるよう、市民の協力を得たい」と話した。かごしま市民環境会議=099(228)8989。
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投稿者: online casino gambling | 投稿日時: 2004年11月25日 17:58