わらの家にでもつけたいね
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風速2メートル以上で電力
家庭や事業所で取り付けられる「小型風力発電機」が注目されている。丘陵などに設置される大型機と違い、木の葉が揺れる程度の風でも発電を始める。環境省も小型風力発電を振興しようとしているが「追い風」は吹くだろうか。 (田島 真一)
三重県伊賀地方の山中。細道を抜け、目指す農場に着いた。生産物を売る建物が並ぶ一角に、高さ六メートルほどの金属の円柱が建ち、上の方で細長い盾のような金属板がくるくると回っている。何かのモニュメントのようだ。訪れていた夫婦も、もの珍しそうに見上げていた。
「これが小型の風力発電機です。自然環境を考えてもらうシンボルとして導入しました。訪れた人に風の力を体感してもらいたい」と話すのは、農事組合法人「モクモク手づくりファーム」(同県阿山町)の広報担当、浜辺佳子さん。
この風力発電機から生まれた電力でジューサーを回し、カフェコーナーで「風さんのぐるぐるジュース」と名付けて販売している。風力から通常の電源に切り替える装置も付いているが「風力だけで賄えています。クリスマスにはツリーに飾る電球にも使う予定です」という。
この小型風力発電機を開発したのは、航空宇宙分野などにも実績がある神鋼電機(東京)。今年十月下旬に発売した。製品化を発表した六月は、ちょうど「東京大停電」の危機が騒がれていた時期で、八千件を超える問い合わせが殺到したという。
開発本部長の加藤一路さんは「環境のジャンルへの進出に、これまで培ってきた技術ノウハウを生かせないかと考えました」という。
同社の風力発電機は四枚の羽根を並行に並べている。どの方向から吹いても風の力をとらえるためで、風速二メートルから発電できる。加藤さんは「羽根の素材は耐食性アルミニウム合金で、軽くて丈夫。形は飛行機の翼に近く、揚力を回転力にして発電する仕組みです」と説明する。安全性も追求しており、風速六〇メートルにも耐える。
気になるのは価格と発電力だ。風車の大きさによって三タイプあり、価格は本体三十万円から。工事費は別で、設置場所の土台や地盤、支柱の高さなどにより異なる。
発電力は例えば、砂ぼこりが立つ程度の風速六メートルで、最も大きいタイプ(直径三メートル、長さ二メートル)が約百八十ワット、二番目のタイプ(直径約一・七メートル、長さ二メートル)だと約百十ワットになる。現実にはこうした好条件はあまり期待できないが、この風速で年間稼働率が八割としたら、最も大きなタイプで四人暮らしの一般家庭の電力の三−四割程度を賄える計算になるという。
微風でも発電する小型風力発電機は、ゼファー(本社東京)なども手がけていて、一般家庭や公園の照明などに利用されている。
ただ、内陸部の丘陵地や海岸線では年間の平均風速が五−十メートルになる場所もあるが、市街地の平均風速は、おおむね二−四メートル。購入にかかったコストを、風力発電で節約できた電気代で短期間に回収するのは、今のところ難しそうだ。
効果は限られるとはいえ、地球温暖化対策の一つとして、行政も小型風力発電の支援に動き出している。環境省は来年度から、小型風力発電の導入に取り組む自治体で、家庭や商店街が購入する際、費用の三分の二が補助される制度を創設する方針だ。
同省地球温暖化対策課は「微風で発電できる製品が出てきたことで、いろんなところでエネルギーの一部を賄うことができるようになってきた。二酸化炭素の排出削減のため、応援することには意義がある。さらに効率よく発電し、低価格化できるよう技術開発してほしい」としている。
(メモ)地球温暖化対策として国は、風力発電の導入目標を2010年度までに最大出力300万キロワットに引き上げると掲げているが、昨年度実績は46万キロワット。大規模な風力発電機の設置は平均風速5メートル以上の場所に限られるなど、立地問題や発電コストの面で難しさを抱えている。
投稿者: @sushi | 投稿日時: 2003年12月23日 12:25 | 他サイトからのリンクWhant casino at home? Go to online casino games at http://online-casino-games-000.com!!!
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