上流域の竹炭で下流浄化 加古川「エコ炭銀行」
加古川上流域で育った竹で炭を作り、川の浄化に役立てようと加古川市の住民らが始めた「エコ炭銀行」の活動が広がりを見せている。加古郡播磨町内の喜瀬川にこのほど竹炭を投入したほか、来年二月には流域の市町住民が集うフォーラムも企画。「竹炭づくりを通じて加古川流域の交流を深めたい」と、炭が取り持つ“南北交流”に関係者は期待をかけている。(河尻悟)
エコ炭銀行は今年三月、加古川市尾上町養田の「養田町内会まちづくり委員会」(播本達(さとる)会長)が立ち上げた。竹を提供した上流域の住民と、炭づくり作業の参加者、そして同委員会の三者が炭を三分の一ずつ分け合い、活用するシステムだ。
発足のきっかけは昨年九月、多可郡加美町で開かれたフォーラムでの交流対談。加美町交流協会から、加古川上流の里山林では高齢化や人手不足によって「竹林の手入れが進まない」と報告があった。
その荒れた竹林の竹で炭を作り、川の浄化に役立てれば流域間の交流にもつながらないか。支流の養田川などで美化を進める同委員会はそう考え、銀行を設立した。
すでに投入した養田川では水質の浄化作用を確認した。今月六日には喜瀬川に竹炭約三百六十キロを投入しており、さらに他の川での導入も目指す。 来年二月八日には、加古川上流と、播磨町や加古川市など下流から住民らが一堂に集まる「炭フォーラム」を予定するなど、着実に歩み始めた活動。播本会長は「竹炭を通じた交流を地道に続けたい」と話す。
投稿者: @sushi | 投稿日時: 2003年12月10日 01:29