【くらし学】ドイツの環境教育 子供のうちから積極的に参加

この投稿に関連するトピック:リサイクル | 創造性・個人の開拓 | 子供・お年寄りケア | 教育 | 環境の再生・復元 | 環境保護

ichimy

 ドイツでは、州憲法で「自然と環境への責任感」を養う教育が、「民主主義」や「人間尊厳」の教育と同等に扱われています。つまり、環境に配慮した社会づくりへの積極的な参加が、知識習得と並んで学校教育の課題とされているのです。

 子供たちは州憲法をはじめとした大きな枠組みの中で、教科の枠を超えた授業や、動植物の世話などの体験型授業を通して、環境への意識だけでなく、行動力を身につけていくのです。

 この教育の基本になるのは、環境汚染を背景に約30年前に出された2つの政府通達です。1つは「環境保護計画」で動植物の生態を守ることを旨としています。もう1つは「環境教育計画」で小学校からの環境教育の実施を求めています。

 これらの通達によって環境保全に関する問題意識が深められ、世論の形成を促し、さまざまな法規制が策定されました。結果として、社会全体に環境保護が定着していったのです。

 数年間の滞独生活で驚いたのは、文具、特にノートの類で再生紙が使われているものには表紙一面に大きなエコマークが描かれていたことです。商品選択時にどれが環境に優しいものであるかが子供にもはっきりとわかります。

 このように教育で培われた環境意識をバックにして、消費者は環境に良いものを求め、また供給側はそれを選びやすいよう配慮しています。日本では、往々にして子供の選択基準がアニメものになったりしていないでしょうか。

 ドイツは他国と地続きの大陸にある国なので、グローバルな考え方が受け入れられやすく、また社会に対する責任意識も日本とは異なりますが、学ぶべき点も多いと思います。

 「地球」も「人間の生命」と同じ、一つきりのものだということを、そして一度失えば取り返しがきかないということを、大人も子供も忘れないでいたいと思います。(日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会西日本支部 金丸早智子)

投稿者: @sushi | 投稿日時: 2003年11月25日 15:57 | 他サイトからのリンク
この投稿へのコメント
コメント入力









次回、再入力の手間を省くためにこれらの情報を記憶させますか?