林野庁関東森林管理局(前橋市)は22日、南会津を含む会津地方全域のブナ天然林を今後一切伐採せず「自然維持林」として保護していく方針を明らかにした。全国的にも珍しいケースで、同管理局は今後1—2年かけて調査し、指定範囲を決める方針。会津地方の国有林約20万ヘクタールのうち、天然林は少なくとも十数万ヘクタールに及ぶとされる。
今回の自然維持林指定の構想に関しては、二本松市の岳温泉で同日開かれた第24回東北自然保護の集い福島大会で、同管理局の田米開隆男計画部長が急きょ発言を求め、明らかにした。
田米開部長は同管理局会津森林管理署南会津支署の違法伐採問題について陳謝したうえで、「会津地方のブナ天然林については、過去に伐採した二次林も含め、将来にわたって人間の手が加わらないタイプの森林として保護されるようなエリアにしたい。調査期間中もブナは伐採しない」などと述べた。
実現すれば国内最大級のブナ林保護エリアが誕生するとみられ、保護に取り組んでいる日本野鳥の会南会津支部は「とても画期的なことで、素晴らしい考えだ。指定範囲を決める調査の成り行きを見守りたい」と高く評価している。
会津地方の国有林については平成13年度に、同管理局が只見町や桧枝岐村などで予定していたブナ天然林伐採計画をめぐって反対運動が繰り広げられたため、14年度から5年間だけはブナの伐採が中止されていた。
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投稿者: casino games | 投稿日時: 2004年11月26日 11:49