循環型社会の構築を目指して
「ボトルtoボトル」リサイクル施設操業式
帝人グループは、使用済みPETボトルを化学的にポリエステル原料に戻し、再びPETボトル用樹脂として再生する「ボトルtoボトル」リサイクル施設を、このたび帝人ファイバー(株)徳山事業所内に完成し、本日操業式を開催することとなりました。
帝人グループでは、ポリエステル繊維の生産開始から間もない1962年より、生産工程内で発生する糸屑を原料に戻すリサイクルを続けてきましたが、1992年には「帝人地球環境憲章」を制定し、以来、持続的発展可能な循環型社会構築に向けた取り組みとして、使用済みポリエステル製品を原料にまで戻してリサイクルする技術の開発を進めてきました。その成果として、昨年4月には、使用済みPETボトルから、石油より製造したものと同等の高純度DMT(テレフタル酸ジメチル)を回収するプラントを操業し、それを原料としてポリエステル繊維へのリサイクルを開始しました。
その後、各方面からの強い要請を受けて、「ボトルtoボトル」を目指した技術開発に取り組み、回収した高純度DMTをPETボトルの原料として最適なTPA(高純度テレフタル酸)に変換する設備、およびこのTPAを全量使用してボトル用PET樹脂を製造する設備を完成し、このたび世界で初めて操業化を実現したものです。
この「ボトルtoボトル」リサイクル施設は、昨年操業の高純度DMT回収プラント(PETボトル約30,000トン/年から約24,000トン/年の高純度DMTを回収)を増強するとともに、それに続く工程を新設したもので、その能力はPETボトル約62,000トン/年(500mlPETボトル約20億本相当)からPETボトル用樹脂50,000トン/年を製造することができます。
帝人グループにおいては、PETボトル用樹脂の生産を帝人ファイバー(株)、販売を帝人化成(株)が担当しており、このたびの「ボトルtoボトル」操業により、その生産能力は、帝人ファイバー(株)松山事業所内の既存プラントで生産している年産40,000トンと合わせ、合計90,000トン/年となります。
詳細は以下のとおりです。
1.操業式概要
(1)開催日程 2003年11月19日(水)
(2)開催内容
1)14:00〜15:20 竣工式・工場見学
帝人ファイバー株式会社徳山事業所
(山口県周南市由加町1−1 TEL:0834−25−4555)
2)15:45〜17:15 竣工披露パーティー
アドホックホテル丸福 2階 富士の間
(山口県周南市桜馬場3−16 TEL:0834−32−5000)
(3)参列者 約100名
2.「ボトルtoボトル」リサイクル施設の概要
(1)事業所名 帝人ファイバー株式会社徳山事業所(1968年操業開始)
(2)所在地 山口県周南市由加町1−1(敷地面積:約186,000m2)
(3)代表者 事業所長 山田 裕憲
(4)事業内容
使用済みPETボトルからポリエステル原料(DMT:テレフタル酸ジメチルおよびEG:エチレングリコール)を回収し、PETボトル用樹脂の原料として最適なTPA(高純度テレフタル酸)に変換。その後EG(エチレングリコール)と反応させてPETボトル用樹脂を生産する。
(5)設備能力 使用済みPETボトル処理能力 62,000トン/年
PETボトル用樹脂生産能力 50,000トン/年
(6)施設構成 ポリエステル原料製造施設(21,208m2)、原料保管施設(12,638m2)、製品保管施設(600m2)、管理運営施設(400m2)
3.帝人グループのPETボトル用樹脂事業の概要
(1)事業開始 : 1978年(帝人株式会社)
※2002年4月より100%子会社である帝人化成(株)に移管。
(2)生産能力 : 90,000トン/年(国内3位)
帝人ファイバー(株)徳山事業所 : 50,000トン/年(今次「ボトルtoボトル」操業分)
帝人ファイバー(株)松山事業所 : 40,000トン/年(既存の生産設備)
(3)その他 : 「ボトルtoボトル」による製品は2004年初頭より販売開始
以 上
投稿者: @sushi | 投稿日時: 2003年11月19日 22:58 | 他サイトからのリンク