環境、経産省が廃木材燃料でモデル事業

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有害物質を含む建設廃木材から自動車用燃料を生成する民間技術が実用段階を迎えたのを受け、環境省と経済産業省は2004年度から普及促進モデル事業に乗り出す。廃木材からエタノールを抽出、これをガソリンに混ぜた「混合ガソリン」を導入するもので、両省は全国数カ所に供給設備などを設けたモデル地区を設置、普及を促す。燃料生成技術の確立は、これまで産業廃棄物にしかならなかった廃材の有効利用だけでなく、産廃保管場所で相次いでいる廃材の火災事故抑制にも役立つ。

混合ガソリンは、バイオエタノールと呼ばれるアルコール(エタノール)濃度3%以下(E3)の政府公認の再生可能燃料。

燃料生成技術は、丸紅が月島機械と共同で、日揮は単独で開発しており、防腐剤や接着剤などの有害物質が付着した廃材から純度の高いエタノールを生成できるという。

関係者によると、燃料生成の仕組みは、廃材の木質繊維を希硫酸で「糖分」にまず分解。これを発酵させ、蒸留、脱水してエタノールを生成する。化学物質や重金属などの有害物質は、糖への分解工程と蒸留段階で完全に除去できるとしている。

国土交通省によると、建設廃材の年間発生量は05年度で735万トンの見込み。ボイラー燃料として使い道がある分を除く450万トンが、燃料生成の原料に回せるとみられている。

一方、「廃材は使い道がないため、埋め立てか焼却処分されているのが現状だが、廃材が一時保管場所で発酵、摂氏70度水準で発熱し自然発火する火災事故が頻発している。燃料用の原料として活用できれば、450万トンの廃材全量から120万キロリットルの燃料が生産できる」(環境省地球温暖化対策課)という。

経済産業省によると、年間のガソリン需要は6000万キロリットル。これを全量「E3」にすると、エタノールは180万キロリットル必要で、450万トンの廃材全量が消化できる計算だ。

コスト面でも、「廃材の産廃業者への引き渡し価格は1トン当たり2万円のため、その半額で燃料用に生成事業者へ引き渡しても、E3はガソリンと同等の価格競争力」(環境省地球温暖化対策課)になる。

投稿者: @sushi | 投稿日時: 2003年11月06日 01:42 | 他サイトからのリンク
この投稿へのコメント

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