February 18, 2003

お久し一分小説

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 辛く刺しているのは
 わたくし個人だったかな?

淹れたてのコーヒーの香りがする。
 目が覚めてキッチンのほうをみると、Jが徹夜作業の真っ最中で私の気配に気が付いたのか、
「Yも飲む?」と、私が応えるのを待っていた。
 やさしくて、きれいな目をしている。
 うつつのままコーヒーを飲みながら、ぼんやりとJを見つめた。
 目線に彼は気が付いているようなのだが、いつものことだという感じで、すぐに作業にとりかかった。

 Jとは近所のこじんまりとした居酒屋で知り合った。もう五年も前のことだ。
そのときは、私もJもそれぞれ付き合ってる人がいたし、ただ、お互いのアパートがものすごく近かったことと、私の趣味や感覚がJと近かったこともあって、私たちはなんとなく付き合い始め、いつの間にか一緒に暮らしていた。

 多分本当に世の中をまっすぐに見ていたら、もっとこんな風に物事がスムーズにすすんでいたんだろうと思った。
 Jと会う前の私はすすむのにとても時間をかけていたような気がする。
 
 朝、目を覚まして、隣にJが寝ていたりとか、仕事が終わっての帰り道、家に明かりがついていたりとか、夏の蒸し暑い日の夜、近所の公園で一緒にビールを飲んだりとか、そういうことが私にとって、これ以上ない大切なことなんだと思った。

 他人と生活していくということは、愛に似ている。
 そして他人と濃密にかかわった時間ほど、もっとも単純な違いで終わりが来ることもある。

 Jも私も同じように人間でありながら、男でもあり、女でもあり、全体でもあるただの生き物なのだ。私の心も体もすべてが私のものではなく、ただ、自然の流れに沿って、ふわふわと漂う雲のようなものがあることが、私の中で、深く根付いている。
 Jに今いる私というものの総てを預けながら、女である私が、彼の総てに執着してはいけない。

 今すすもうとしているJと私にかける言葉は何もそぐわない。
 本当に正しい道筋をつむいできたものたちは、言葉にするとすぐに逃げて色あせてしまう。
 生きていることの、あらゆる時間がただ幸せだという理由一つで、泣けてくることもあるのだ。

 多分、こういう気持ちを切ないというのだろう。

Posted by machi at February 18, 2003 02:23 AM | TrackBack
Comments

すでに連歌気分だったの

まちちゃんの言葉を読んでいたら
思わず書いていた

今日の夢でワタシ
「ふっ お寒く またジュース」
っていってた

なんだろ

Posted by: hap on February 21, 2003 08:05 PM

連歌みたいなんがいいな

自分で終わりじゃなくて
つながったらすてき

それは素敵ねん。
漫画付とかいいかも。

Posted by: machi on February 21, 2003 06:22 PM

>にしこも丸裸でダッシュしたいっ

みんなミューズだ
ウルウル

Posted by: hap on February 21, 2003 12:46 PM

たかよぴん、カッコイイ!!!
にしこも丸裸でダッシュしたいっ

Posted by: nisico on February 21, 2003 10:09 AM

芸術と日常
すんごい
もーいうことナシ

Posted by: takayo on February 19, 2003 06:21 PM

>私、なんだか、丸裸でダッシュ

にゃは~♡
たかよちゃんネオダダ~

そしたらミヨウは
ダリコになる


Posted by: hap on February 19, 2003 03:47 PM

>みよたん詩集コーナーつくろ!

連歌みたいなんがいいな

自分で終わりじゃなくて
つながったらすてき

まちちゃんの文、
本当に好き
とてもきれい

このしあわせものメ

Posted by: hap on February 19, 2003 03:28 PM

まあぁぁぁぁぁ!!!!
ほんっとにきゅっきゅっしてくれるのね!!!
私、なんだか、丸裸でダッシュしてる気が・・・。
はずかし、服着たい・・・。

Posted by: takayo on February 19, 2003 12:30 PM

まあ!
みよたん
ポエトリンなのね!
すてきん♡

Posted by: nisico on February 19, 2003 07:55 AM

みよたん詩集コーナーつくろ!

みよたんもまちたんも大好き
こわくっても
いたくっても
愛していこうね〜

Posted by: yukari on February 18, 2003 11:20 PM

混じりっけのない2人がいた場所

自然があんまりにきれいで
孤独を感じて手をつないだ場所

眠っていた彼の
素直なまつげを見つめていたワタシ

ムリヤリ2人分にうすめたスープに
「かわいそ。ごめんね」
って言った彼

彼が磨いてくれたワタシのくつ

ワタシが作った彼のエプロン

缶詰にたまったたばこ

小さなベッド

全部戻ってきてしまう

愛はあっという間なんだな

言葉や数字は追いつかない

怖いな
怖いかな

怖くなくなるかな

哀しくなっちゃだめ
哀しくなってもいい

一瞬に
一生
包まれていてもいいんだ

全部戻ってくることが哀しくても
それが愛しければいいんだ

Posted by: hap on February 18, 2003 10:40 PM

こないだと同じ

やっぱり月がまるい

あたしのアシタカに会いたい

Posted by: ○ on February 18, 2003 12:51 PM

ひと泣きさせて頂きました。
マチはいつも私を引き戻すタイミングを外さないね。
ありがとう。

Posted by: yukari on February 18, 2003 11:37 AM

もうやめて~~‥

まちちゃんの小説はだめ、ぼく
すごくシンクロするシーンが多すぎる

仕事ができない

できないよー


Posted by: hap on February 18, 2003 11:15 AM
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