April 04, 2003

戦争支持者の反戦運動家に対する戦争についての説明

Categories: communication | governance | security | texts | war

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戦争支持者の反戦運動家に対する戦争についての説明 by ななしさん

source: http://www.minimumeffort.com/nutshell.html

おもろかったので、適当だけど訳してみた
戦争遂行派のレトリックがよくわかる
穴だらけなのにいくらつつきまわしたところでどうにもできないのもよくわかるw
はいどうぞ

●(反戦運動家)何でおれ達はイラクに侵攻しているんだっけ?

■(戦争支持者)なんでって、(国連)安全保障理事会決議1441に違反したからでしょ。(国連に加盟する)国家は安全保障理事会の決議に違反することは許されないって

●でもイスラエルを含む(アメリカの)同盟国の多くはイラクよりもっとあからさまに決議に違反しているんじゃない?

■国連決議だけじゃなくて、ポイントはイラクが大量破壊兵器を持っている可能性があって、その決定的証拠はとりあえずNY上のきのこ雲になりえるんだってこと

●きのこ雲? でも(国連の)武器査察官はイラクは核兵器を保持してないって言ってなかった?

■うん。でも問題は生物・化学兵器だって

●うん、でもイラクはおれ達(アメリカ)や同盟国に生物・化学兵器で攻撃する為の長距離ミサイルを持っていないじゃん?

■問題は、イラクが直接おれ達を攻撃するリスクというより、イラクがそれらの兵器を売ることができるテロリストのネットワークなんだよ

●でもどんな国でも生物・化学兵器を売ることができるじゃない?アメリカだって80年代にイラクにかなりたくさん売りつけたよね?

■それはもう既に古代史だって。いい?サダム・フセインは80年代の初めから自分の国の人々を抑圧しているはっきりとした証拠を持つ極悪人で、奴は敵に対して(毒)ガスを使う。みんな奴を力に飢えた精神異常の殺害者だって認めてるよ

●じゃ、アメリカは力に飢えた精神異常の殺害者に生物・化学兵器を売りつけたということ?

■問題は何を売ったかということよりも、サダムが何をし(てき)たかということなの。彼はクウェートに先制攻撃を仕掛けた人物だよ

●確かに先制攻撃はよくないよね。でもアメリカの駐イラク大使April Gillespieはイラクの攻撃について事前に知っていたにもかかわらず、それを見過ごしたんじゃ?

■ねえ、「今」の問題について対処しない?今日ではイラクは生物・化学兵器をアルカイダに売ることができて、オサマ・ビン・ラディン自身は、アルカイダとイラクとのパートナーシップのため、イラク国民にアメリカに対する自爆攻撃を呼びかけるテープをリリースしたのよ

●オサマ・ビン・ラディン? アフガンに侵攻する目的は彼を殺すことじゃなかった?

■確かに、テープの声がオサマ・ビン・ラディンだっていうのは100%確実じゃないけれど、そのテープからの教訓は同じ事で、おれ達が行動を起こさない限り、アルカイダとサダム・フセインとのパートナーシップは簡単に出来上がるよ

●そのテープって、ラディンがサダムのことを世俗的な不神論者よばわりしたやつ?

■おまえは単にテープに注目することで論点を見失ってるね。パウエル(国務長官)はイラクに対する確かな問題を提起したんだよ

●あ、ほんと?

■うん。彼はアルカイダのイラクにある化学工場の衛星写真を見せた

●でもそれって結局(フセインの)反体勢力のクルド人が支配する地域にある、無害な掘立て小屋ってことじゃなかった?

■それに英国諜報部のレポートでは…

●そっちは、もう時代遅れになった、ある大学院生のレポートのコピーじゃなかったっけ…?

■それに移動式実験室に関する報告書も…

●それは確か(アメリカ側の)単なる巧みな演出だったよね…?

■あと、イラク人が証拠隠滅のために奔走しているという報告書だって…

●でもそれも国連監視検証査察委員会のブリックス委員長の見解とは異なるよね…?

■うん。でもその他にだって、安全保障上の理由で開示できないけれども確かな証拠がたくさんあるんだよ

●ということは、一般に公開できるイラクの大量殺戮兵器の証拠はないってこと?

■査察官は刑事ではないんだよ。証拠を探すのは査察官の仕事ではないの。君はポイントを見失っている

●じゃあ何がポイントなんだよ?

■主なポイントは、アメリカがイラクを攻撃する理由は国連決議1441が「深刻な結果」を(イラクに対して与えると)示唆しているからだよ。もしおれ達が行動しなかったら安全保障理事会は単なる時代遅れでとんちんかんなおしゃべりサークルになってしまう

●つまり、要点は安全保障理事会の裁定を支持(/維持)するということ?

■まさにその通り。理事会がおれ達(アメリカ)にたてつかない限りね

●もしたてついた場合は?

■その場合はイラクに侵攻するための有志による連合軍を組織しないと

●有志による連合軍?誰、それ?

■イギリス、トルコ、ブルガリア、スペイン、イタリア…ってとこかな、とりあえず

●トルコは何十億ドルも援助しない限り協力しないって、協力を拒否したと思ったけど…

■いずれにしても、今は協力するつもりだということ

●でもそれら全ての国で世論は戦争に反対しているよね

■今の世論なんて関係ないよ。意思決定するリーダーを選ぶということでみんなは意思表示
するんじゃないか

●つまり、重要なのは、大多数の人によって選ばれたリーダーの決定だということ?

■うん

●でもジョージ・ブッシュは選挙民に選ばれて(elect)はいないよ。彼は最高裁判所で選ばれた(select)んでしょ

■おれが言いたいのは、どのように彼(ら)が選ばれていようと、おれ達のリーダーが決定したことはおれし達は支持しなくてはいけないということ。なぜなら彼(ら)はおれ達に一番利益になるように行動しているわけだから。これは愛国心の問題だよ。それが肝心なこと

●つまり、大統領の決定を支持しなければ、わたし達は愛国的じゃないということ?

■そんなこと言っていないよ

●じゃあなによ?なんでイラクを攻めているの?

■だからー、さっきも言ったけどアメリカや同盟国を脅かす大量殺戮兵器を奴らが持っている可能性があるからでしょ

●でも査察官はそんな兵器を見つけることができなかったんでしょ?

■イラクは明らかにそれらを隠しているって

●なんでわかるわけ?

■なんでって、10年前に彼らはそれらの兵器を持っていたわけで、いまだに行方不明なんだから

●アメリカが売った兵器のこと?

■まさしく

●でもそれらの生物・化学兵器は10年経てば分解変質して使い物にならなくなるって思ったけど

■でもそのうちのいくらかは分解しないでいる可能性もあるわけで…

●じゃあ、わずかでもそれらの兵器が存在する可能性があれば、アメリカは侵略しなくてはいけないということ?

■その通り

●でも北朝鮮は実際に大量の使用可能な生物・化学兵器や核兵器、それにそれらを(アメリカ)西海岸まで飛ばせるミサイルも持っているし、核査察官を追放して、アメリカを火の海にするって脅かしてるわけじゃん

■それは外交問題でしょ

●じゃあなんで外交手段を使わないでイラクを侵略するの?

■おまえ、話聞いてないのか?だらだらと無期限に査察を長引かせるわけにはいかないんだよ。イラクは査察を10年以上長引かせて、欺いて、否定し続けているんだよ。で、そのコストは何百万ドルにもなるの

●でも戦争は何十億ドルもかかるじゃん

■うん、でもこれは金の問題じゃない。安全保障の問題なんだって

●でもイラクに対する先制攻撃はイスラム教徒のおれ達に対する過激な感情に火をつけて、結果的に安全性を低下させないかな?

■ありえるけどね。でもテロリストにおれ達の生活の仕方を左右されるようなことだけは許しちゃいけない。一度でもそのようなこになればテロリストが勝利するってことだよ

●なら、母国防衛省の目的ってなに?color-coded terror alerts(緑・白・黄色・オレンジ・赤、の色分けによるテロ警戒度の設定)やPatriot Act(愛国者法)の意味って?それっておれ達の生き方を変えたりするんじゃない?

■あなたはイラクの問題について質問していたんじゃないの?

●そうだよ。なんでイラクを侵略しているのかって

■もうこれ以上言わないけどね、世界がサダム・フセインの武装解除を求めたにもかかわらず彼はそれを拒否した以上、攻撃はそのことに対する当然の報いだということ

●そんじゃ、同様に世界がアメリカに平和的解決を求めるならば、おれ達はそれに耳を傾けなければいけないということ?

■『世界』って国連のつもりで言ったんだけど

●そんじゃ、国連の言うことを聞く義務があるってこと?

■『国連』って安全保障理事会のことね

●そんじゃ、安全保障理事会の言うことを聞く義務があるってこと?

■安全保障理事会の過半数と言う意味でね

●そんじゃ、安全保障理事会の過半数の言うことを聞く義務があるってこと?

■まあ、理不尽な拒否権発動ということもありえるけど…

●で、その場合?

■うん、その場合、拒否権を無視する義務があるね

●で、もし安全保障理事会の多数がアメリカをまったく支持しなかったら?

■その場合、安全保障理事会を無視する義務があるね

●わっけわかんねーな

■もしおまえがそんなにイラクを好きなんだったらイラクに住めよ。それかcheese-eating surrender monkeys(フランス人を馬鹿にするスラング)と一緒にフランスにでもよ。ワインとチーズはもうたくさんっていうことだけは確かだね

●だみだこりゃ

Posted by @sushi at April 4, 2003 12:35 PM | TrackBack
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Comments

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In the consciousness of the truth he has perceived, man now sees everywhere only the awfulness or the absurdity of existence... and loathing seizes him.

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There can be no other truth to take off from than this: I think, therefore, I exist. There we have the absolute truth of consciousness becoming aware of itself.

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......別のフォックス・テレビの番組で一人のコメンテーターがこの囚人には何をしても許されると言っていた。睡眠を奪うことでも、指を折ることでも何でも。なぜなら彼は「何の権利も持たない人間の姿をしたごみ」だからだと言うのだ。これが真の破局だ。公にこんな発言ができるということが。

したがって私たちは間違った戦いをしないように留意しなければならない。サダムがいかに悪人か、戦争にどれだけ費用がかかるか、などといった問題は間違った議論だ。焦点になるべき問題は次のような問題だ。私たちの社会において今事実上何が起きているか、「対テロ戦争」の結果としてここでどんな社会が生まれているか。隠された陰謀計画について語るのではなく、今起きていること、現在この場所でどんな変化が起きているかに焦点を移すべきなのだ。戦争は最終的には私たちの政治的秩序の変化を生むのだから。

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Posted by: イラク戦争:真の危険はどこにあるのか?(3) at April 7, 2003 05:10 PM

ウィリアム・クリストルとローレンス・F・カプランは近著『イラクを巡る戦争』にこう書いている。「ミッションのスタート地点はバグダッドだが、そこで終わりではない……私たちは新しい時代の入り口に立っている……今が決定的な瞬間なのだ……明らかに問題はイラクのみにとどまらない。
中東の未来と対テロ戦争という問題にもとどまらない。問題は21世紀に合衆国がどのような役割を果たすつもりかということにかかわっているのである」。

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Posted by: イラク戦争:真の危険はどこにあるのか?(2) at April 7, 2003 04:55 PM

イラク戦争:真の危険はどこにあるのか?(1)
(スラヴォイ・ジジェク、木原善彦訳)

私たちは皆、夢の奇妙な論理を表現するためにフロイトが引用した「借りたやかん」のジョークを覚えている。すなわち、返したやかんが壊れていたことを友人に責められて、互いに相容れない言い訳を羅列するというものだ。(1)君からやかんなんて借りてない。(2)君に返したときは壊れてなかった。(3)君に借りたときにはすでにやかんは壊れていた。

フロイトにとっては、このような矛盾した議論の羅列は否定しようとしていることを逆に否認によって追認するものである。すなわち壊れたやかんを相手に返したということを。合衆国高官たちがイラク攻撃を正当化しようとするとき同じような支離滅裂な論理が見られるのではないだろうか。

(1)サダム政権とアルカイダとの間にはつながりがある、したがってサダムには9・11の復讐の一環として罰を加えるべきだ。(2)イラクの政権とアルカイダとの間につながりがないとしても、どちらも合衆国を憎悪している点で同類であり、サダム政権は本当にたちの悪いものであり、合衆国のみならず近隣諸国にも脅威であり、われわれはイラク国民を解放しなければならない。(3)イラクの政権交代はイスラエル=パレスチナ問題の解決の条件を整える。問題は、イラクを攻撃する理由があまりにもありすぎることだ……。

さらには、こうしたフロイト的な夢の論理に触れるついでに、合衆国の攻撃の正当化の背後ではイラクの石油資源がかの有名な「へその緒」の機能を果たしていると主張したくなる。攻撃には三つの「真」の理由があると主張したくなるので
ある。その方が理屈に合っているからだ。(1)イラクの石油資源のコントロール。(2)合衆国の無条件の主導権[ヘゲモニー]を野蛮な形で誇示しようとする衝動。(3)合衆国が他国に民主主義と繁栄をもたらすのだという「誠実」なイデオロギー的信念。

そしてこれら三つの「真」の理由が三つの公式な理由の真実だと思われる。イラク国民を解放するという衝動の真相は(1)であり、イラク攻撃が中東問題の解決に役立つという主張の真実は(2)であり、イラクとアルカイダの間に関係があるという主張の真実は(3)である。

ついでながら、戦争に反対する者たちも同様の矛盾した論理を繰り返しているように思われる。(1)サダムは本当にたちが悪いし、彼の体制が転覆されるのが望ましいけれども、査察官の方が[戦争よりも]効率がよいのだから彼らにもっと時間を与えた方がよい。(2)本当の問題は石油利権とアメリカの主導権であり、他国に脅威を与えている本当のならず者国家は合衆国自身である。(3)かりに成功してもイラク攻撃は反米テロの新たな波を作り、それに大きな力を与えることになる。(4)サダムは殺人者であり、拷問者であり、彼の体制は犯罪的な災難であるが、サダムを打倒するためのイラク攻撃には費用がかかりすぎる……。

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Posted by: イラク戦争:真の危険はどこにあるのか?(1) at April 7, 2003 03:55 PM

あ、そう?よかた。
もともとのテキストがおもろいからね。
翻訳エンジンがもっと賢くなればいいのに

■英辞郎
 英和・和英オンライン辞書

■Excite翻訳ページ
 URLを入力したサイトの英語をとりあえず日本語にしてくれる。けっこう笑える結果

■理解.com
 URLを入力したサイトの英語のテキスト上にカーソルを置くと、その言葉の訳の一覧がポップアップする

以上、英語記事を読むのに便利といえば便利

Posted by: @sushi at April 4, 2003 04:29 PM

わかりやすー。
thx>sushi

Posted by: fu at April 4, 2003 01:53 PM

わかりやすくていいなあ。

Posted by: 7 at April 4, 2003 01:11 PM